伊達直人さんからの投稿です。
舞鶴市民の皆さまへ!
YouTubeにて『鴨田市長の定例会見』がアップされています。
5月の会見で、朗読劇 ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還『約束のレクイエム』の開催に関しての市長の発言に私は激怒しています!
特に市長と記者さんとのやりとりで、鴨田市長の言葉に注目してください。
私は『引き揚げのまち 舞鶴市』としての『市長』の発言としては、物議を醸す言動があったと思っています。
それは、記者さんにこのような言葉を用いて『朗読劇』を説明していたからです。
その説明とは、『引き揚げの史実を、どのように若い世代へ【PR】していくか?』
『脚本も含めて去年と同じものをせずに、【いかに内容を変えていくか!】』
『現在【アイデアベース】で主催者と考えている!』
『若い世代に、【小難しく伝えても】伝わらない!』
私は『舞鶴市長』としての発言として非常に不適切であり、断じて許されるものではないと思います。
そもそも『舞鶴引揚記念館』は、『シベリア抑留』や『引き揚げ』を後世に継承して、平和の尊さを広く発信する施設です。
この記念館には、『ユネスコ世界記憶遺産』に登録された資料が570点も保管してあります。
以前に森本さんは、この『引揚記念館』には国家資格を有する『学芸員』を置く必要がある!とおっしゃっていました。
『学芸員』とは、博物館法で定められた専門職員で、『資料の収集』『保管,展示』『調査,研究』などを行う人です。
百歩譲って、この朗読劇の『脚本の担当者』と『声優の人たち』には、『引き揚げ体験者』の話を時間をかけてじっくりと聞いて学習して、それから『学芸員』がいないために『語り部』の方の説明をメモをとりながらしっかり聞くべきです!
また、『関連の書物』も熟読する必要があります!
鴨田市長は、『舞鶴市』と『主催者』とで現在『アイデアベースで考えている!』と記者に説明していました。
この『アイデアベース』というワードは、よくビジネス用語として用いられるワードです。
この言葉だけ聞いても鴨田市長として、『引き揚げ』の朗読劇は『商業ベース』でしか考えていないことが、これでよくわかります!
鴨田市長!
人気ある声優たちによる『朗読劇』を開催して、若い世代に『シベリア抑留』や『引き揚げ』の史実が正しく伝わると思いますか?
歪んだ史実を伝えるだけだと私は、そのように思います。
この『朗読劇』に来る若者たちは、人気ある『声優』を見ることが目的なのでしょうね!
これでは、『シベリア抑留』や『引き揚げ』の実相をねじ曲げて、『戦争による犠牲者』や『戦争体験者』を冒涜するものだと私は思います。
今年の『朗読劇』は『延期』にするか、はたまた『中止』にするべきです!!