源泉交滸さんからの投稿
【源泉交瀞】
「文化の機会均等Jについて
関東大震災の後、東京の震災の復興に尽力し、現在の東京都の甚礎を創ったとされる初代東京市長の後藤新平は「文化の機会均等」を提唱していた。彼は現在に至る東京都の発展の礎を築いたとされている。しかしながら現在の舞鶴市の文化政策(図書館政策)は真逆。図書館政策が市民をわざわざ「機会不均等」に創り変えようとしている状況だ。
これは図書館再編計画案に見られるとおり、西舞鶴の町には4 3億1千万円の予算を投入して立派な図書館を新設する一方、東舞鶴の町は、現存する図書館を廃止して“図書館の無い町’’にするとの計画を、何の疑問も持たず、この倒錯した考えを誇りに思っているようだ。しかも、この倒錯した思いを、公権を以て強引に押し進めようとしている。
この政策により「図書館文化」の東西市民への機会は大きく‘‘不均衡’’となり、東舞鶴と西舞鶴の“機会格差を広げ"、東西を分断ようとしている愚策である。この計画は、当該する東地区の多くの住民の反対する声を無視して推し進めようとしたことで加速され、当局が政策の過ちに気付いていないところに問題があると言わざるを得ない。否、政策の過ちを承知で計画を推し進めようとしているのなら、それは犯罪行為と言えるだろう。
昨年、当局主催による住民との懇談会が東図書館で開かれたが、当局は自らの絵にかいた絵空事の図書館政策を説明するだけで、市民に意見をもとめながら、その貴重な市民の意見に耳を傾けることも無く、参加者の意見を聞置くだけで握り消し、政策的にガス抜きとして利用しただけで、集まった住民の意見は無視してしまった経緯がある。市民の声を勝手に無視したり、歪曲することは、見せかけの世論を捏造することであり、意図的な世論操作であり民主主義の下では禁じ手で、決して許される行為でないが、現実は公の立場を利用して独善的に見せかけの世論を捏造して利用している。このことはそのまま当局の「独裁体質」であることの証明でもあると言えるのだろう。これが「ぷくぷくコンビ」(福田豊明副市長と福田伸一生涯学習部長のコンビ)の二馬力の姿であり、まるでロシアのプーチンのような振る舞いを目指しているかのようだ。この政策の延長線に現在の当局の政策があるが、当局に考えを改める様子は見られ無いようだ。ここに至って、当局を冷静に’’正しく疑う“ことが必要となって来ていると言えるだろう。当局の間違いの原因には、多面的な要素が見て取れて複雑だが,其のことを一面的にとらえて述べることは困難である。従って手間でも多面的に見ていくことが現実を正しく理解するためには必要だ。今や、「行政当局の常識は、地域の非常識」となっている。「鯛は頭から腐る」との諺もあるように、現在の図書館政策は、当局
の行政幹部たちの思考と振舞からも検証をすることが必要であると思われる。とにかく、格
差を拡大することや分断を煽る如き政策は、社会の非常識であり害毒である。今はr文化の機会均等」と社会の分断ではなく「融和」を図ることが社会の優先事項であり、其のことが常識とならねばならぬ時代である。時代遅れで常識はずれの「独裁者」はいらない。