当局者の頭は時代遅れ、未だ「巨艦大砲主義」の図書館政策

【源泉交滸】さんからの投稿

「人は見かけによらない・・・」とは昔から言いふるされる言葉です。現代の社会は、情報社会と言われて情報があふれる社会です。あまたの情報が飛び交う中で、偽情報も間違いの情報も混在している現実があり、真実な情報を見極めることが重要な時代です。単に社会的地位が高い立場からの情報であっても、公の機関から発信される情報であっても十分にその中身を精資して受け取らなければならないと言う、いわば面倒な時代だと言う事です。最近流行りの金銭詐欺も、ロマンス詐欺でも、点検詐欺でも、みんな詐欺師たちは最初の取り掛かりは、如何にも親切そうな言葉や顔をして近づいて来るものです。この最初の時点では、その親切が本当のものか、あるいは作為であるのかを見分けることは甚だ難しいことですが、詐欺は被害が生じて初めて犯罪であり、よほどのことが無い限り、被害が確定しないうちは、犯罪には成りにくいから、より十分な注意が重要となります。公人や公的機関が発する情報も鵜呑みに信じてはいけない時代だと言う事です。

公共事業は「公明・正大」や「公平・公正」さが第一に求められるはずです。しかし、当市の「中央図書館」建設計画に関わる図書館整備事業において「公明・正大」にして「公平・公正」が担保されていたのかについては、大いなる疑問があります。事業は言うまでもなく

「人」によって成され、「人」の性格や経歴や個性などが、事業の経緯や結果にどことなくにじみ出てくるものです。[人は政策に、政策は人に反映」されます。従って、事業推進の立役者の“ぷくぷくコンビ”(当局=福田豊明氏と福田伸一氏のコンビ)の政策をつぶさに見てみるのも現実把握の試みとしては有効であるように思えます。

まず「出発点の再確認」としては①前市長のレガシイ願望とその延長線を目指したこと、②施設統合による国からの助成金の金目当て、③周辺都市の図書館施設改革の波のバスに乗り遅れないようにと焦ったと言うのが一応の表立った理由であるように思われます。しかし、これらのほかに表には出せない④の理由もあるように感じられるのですが...?

そして次に、アプローチの失敗です。時代が読めない「ぷくぷくコンビJ’(当局)の独裁的体質です。二人のコンビは独裁的な地位を確立したことが、自身の足かせになっていることに気付けないでいるということです。本来、市民の多様な意見を取り込んで図書館整備計画を作るべきでしたが、市民の意見を「聞いているフリ」の演出だけでお茶を濁し、実体は「ぷくぷくコンビ」(当局)の「思いを描く」絵を描こうとしたと言うことです。一般的に言っても独裁者は自分第一主義です。つまり’’己の利益第一主義‘‘と言うことです。当局者の頭は

「時代遅れ」です。巨艦大砲の時代ははるか昔の夢物語なのに、巨大施設こそと目標を定め、少子高齢化の時代を見誤り、時代を逆行してお構いなしの状態です。これからは'寄り添い

‘が大切と言われる時代に、最寄りの図書館を潰して、近隣にない大きな’’バベルの塔“を建  てようとしていること自体、本当に必要な施策と言えるのでしようか?。大いなる疑問です。