【これが現実】舞鶴の医療問題 市長公約は達成不可能だから1000万円でコンサルに丸投げした鴨田市長

やばいぜ舞鶴

真相究明 やばいぜ舞鶴 ニュースキャスター 森本たかしです

今日は2024年5月22日水曜日です。

14番目

 田畑篤子議員  新政クラブ議員団  の質問です

大きく3つの質問がありました

 1 地域医療について 

 2 舞鶴市予算について 

 3 医療的ケア児について 

私は今回の田畑議員の質問を聴いて多くの疑問が解決しました。

大変勉強になりました。

その中でも田畑議員が質問された

地域医療について 

地域医療と公約について 

京都府中丹地域医療再生計画について 

この話はめちゃくちゃ良かったです。

特に【京都府中丹医療構想】というキーワードが

聞けたことで舞鶴の地域医療に関する

すべての謎が解けましたので、皆さんにお伝えしたいと思います。

ぜひ皆さん、【京都府中丹医療構想】で検索をかけて関連資料を読みこんでください。

非常に面白いですよ。

結論から申しますと、大変残念なことですが

鴨田市長の公約である 安心、安全と健康医療の実現、

舞鶴市民が思い描く医療の充実というのは不可能なことが

判明しました。

特に舞鶴市民が願う医療の充実というのは、昔の市民病院が非常に良かった頃の医療だとは思いますが、それに至っては100%無理です。

私が断言します。

絶対に不可能です。

何故 不可能なのか?

その解説を今から行います。

今回の田畑議員の議会質問はいつもどおり、舞鶴市とは噛み合いませんでした。

まったく話が噛み合わないまま平行線をたどったわけですが、

ここがポイントです。

つまり、鴨田市長 舞鶴市サイドと田畑議員の話が噛み合わないのはズバリ、そもそもの地域医療に関する常識が異なっている事に私は気がついたのです。

両者の常識 共通認識が異なっているから話が噛み合わないのです。

まずはその噛み合わない常識を簡単に説明します。

鴨田市長の常識では、舞鶴の医療は舞鶴市に主導権があると考えています。

鴨田市長の公約を読むと

安心、安全と健康医療の実現として

中丹地域医療再生計画による公的4病院のセンター化では各病院が疲弊しており、根本的な対策が必要です。

市民や各公的病院などと地域医療の課題に寄り添い、舞鶴に必要な診療科、必要な医師数の確保のためにリーダー自らが奔走し、府立医科大の協力を求めます。

慢性期医療に特化している市民病院のあり方を検討し、必要な対策を講じます。

とあるのです。

鴨田市長はリーダーが頑張って走りまわれば、

舞鶴市の医療問題はなんとかなる程度の問題だと考えていたのです。

だから昨年度には持続可能な地域医療を考える会や医療シンポジウムを開催して舞鶴医療の危機的状況に対して訴えていたのです。

鴨田市長の子分である維新の廣瀬議員などは

舞鶴市の救急医療は既に破綻しており、舞鶴にいると助かる生命も助からないとまで議会で発言しています。

鴨田市長は市長就任後の記者会見では

現在、慢性期医療に特化している市民病院のあり方を検討し、急性期病院や小児科にする案を提案しています。

その結果、どうなったかと言うと市長就任後、1年が過ぎましたが会議ばかりを繰り返して結論としては医療シンポジウムで、医師不足、看護師不足、病院の財政的な危機が表明されただけです。

今年度は

舞鶴市医療機能最適化検討業務 という会議を立ち上げました。

この事業は1000万円かけてコンサルに丸投げされることが決まりました。

舞鶴市医療機能最適化検討業務の実施要領 

1.趣 旨 舞鶴市の医療提供体制については、京都府中丹地域医療再生計画(平成 24 年度改訂)に基づき、市内公的4病院が有する特徴的な診療機能のセンター化を目指しながら、地域の医療機関等との連携体制を構築することにより、地域医療の充実を図ってきた。

 この間、人口減少と少子高齢化は進展し、医療ニーズが高まると同時に、医療機関においては医師だけでなく、看護人材など医療の担い手不足も課題として顕在化するなど、地域医療を取り巻く環境は変化している。 

令和5年度には、市長、医師会長、そして市内公的4病院長が一堂に会し、医療現場で直面する課題等について議論する「持続可能な地域医療を考える会」を設置し、人材不足や救急医療体制など多岐にわたる課題について議論するとともに、議論の概要については市民にも理解を深めていただくため、地域医療シンポジウムを開催したところ。 

このような経過を踏まえ、令和6年度においては、(仮称)医療機能最適化検討会議(以下「検討会議」という。)を開催し、地域医療における医療需要など専門的分析を行い、将来を見据える中での地域の課題や本市に求められる医療機能を明らかにするとともに、必要とする医療機能を地域でどのように確保していくのか、複数の選択肢を挙げて検討することとしており、本業務においては、これらに関する調査分析と検討、及び検討会議に関する支援を求めるものである。

つまり、昨年1年もかけて出した舞鶴市の医療の現状認識、医師不足、看護師不足、病院の財政的な危機を

今年度はコンサルに丸投げして更に1年かけて考える事になったのです。

田畑議員は言いました。

そんな事は最初から市長就任前から判っていたことじゃないですか?

鴨田市長が市議時代に言っていた事と違うのでは無いのか?

あたり前のことを1年かけて議論することでもないし、更にもう1年もかけるんですか?

そんなことより、どうやって問題を解決するのか、具体的な提案をするべきではないのか?

と意見しましたが、舞鶴市は更に今年も1年かけて議論するという回答でした。

普通に考えて

鴨田市長の子分である維新の廣瀬議員も

舞鶴は救急医療が破綻しており、舞鶴にいると助かる生命も助からないとまで議会で発言していますので親分としては早急に具体策を出して解決しないと行けないのに、更に1年も会議で先送りにするのはありえないですよね。

その回答に田畑議員は怒りを通り越して、呆れ顔でしたが

そこで私は気になったのです。

京都府中丹地域医療再生計画ってなんやねん?

そこで京都府の医療について色々調べてみた所、面白いことが沢山判明しました。

まずは結論から

京都府的には舞鶴市の医療は良くはないが悪くもない

つまり普通だという事です。

驚きますよね!

舞鶴市民的に見ると舞鶴の医療は悪化の一途ですが、京都府的に考えると普通なのです。

なぜか?

説明の前に次の言葉を覚えてください。

その言葉は医療圏です。

都道府県は医療政策を立案するために、1~3次の医療圏を設定しています。
1次医療圏は診療所などの外来を中心とした日常的な医療を提供する地域区分で、原則は市区町村が中心です。
つまり舞鶴市が1次医療圏です。

2次医療圏は、救急医療を含む一般的な入院治療が完結するように設定した区域です。

2020年9月時点で335区域あり、人口や入院患者の流出入の状況に基づき、通常は複数の市区町村で構成しています。
医師数や病床数などの計画は2次医療圏をベースにしており、地域医療の基本的な単位といえます。

つまり、舞鶴、綾部、福知山 3市あわせて2次医療圏です。

3次医療圏は、重度のやけどの治療や臓器移植など特殊な医療や先進医療を提供する単位で、北海道を除いて各都府県がひとつの区域となる。

つまり京都府が3次医療圏です。

ただし、この医療圏は絶対的なものではなく、他県に隣接しておれば、隣の県での治療を受けることも可能なので地域により若干は異なります。

つまりこの医療圏の概念で考えれば、緊急医療で同じ2次医療圏である綾部や福知山に搬送されるのは全くおかしなことでは無いのです。

舞鶴市民の感情的には近い舞鶴市で治療は受けたいが、福知山も綾部も2次医療圏であることは間違いないので京都府的には全く問題ないのです。
一般的な入院治療も2次医療圏で完結すれば良いので、骨折や盲腸の手術なども綾部や福知山で完結してもなんの問題もないのです。

これが京都府の施策的には当たり前で文句を言われる筋合いで無いですし、そもそも舞鶴市単独でどうこう出来るものではないのです。
ましてや病床数や医師数、看護師数がどうのこうのと舞鶴市単独で動くのは完全に越権行為に等しいものなのです。
これは2次医療圏の問題で京都府の管轄なのです。

もちろん、地域医療を地域で考えるのは良いことですし、京都府と協力したり要望するのは問題ではないですが、コンサル使って2次医療圏の問題に口出しするのは完全に越権行為で京都府に喧嘩売ってるのに等しい行為です。

1000万もかける意味はない行為だと私は思います。

そもそも、医師数が少ない、看護師が少ない、病院の財政が大変なんていうことは京都府でしっかりとデーターを取って既に把握されています。
京都府の医療関連のホームページにはそういった議論も含めて全て掲載されています。

そのための対策を京都府は今まで実行してきたのです。

ここにデーターの1つを示します。
これは令和5年度第2回京都府中丹地域保健医療協議会・中丹地域医療構想調整会議合同会議の結果報告ですが

令和5年度第2回京都府中丹地域保健医療協議会・中丹地域医療構想調整会議合同会議の結果報告

人口当たり医師数を、医療の需給で調整した指標 医師偏在指標というのがありまして舞鶴の医師数を2次医療圏で考えると全国比100とすれば中丹医療圏は78で少し悪い程度です。

335区域中の171番 真ん中よりちょっと悪いくらいです。

次に外来医師数を2次医療圏で考えると全国比100とすれば中丹医療圏は87で少し悪い程度です。

産科医師数を2次医療圏で考えると全国比100とすれば中丹医療圏は62でこれは少ないですが、逆に小児科115で全国比よりも状況は良いのです。

335区域でいうと産科は全国順位228位と下位ですが、小児科は全国順位59位なのです。

さらに京都府では小児科や産科に関しては人口減少を踏まえての2次医療圏としてこのように2035年の予想まで立てています。

京都府全体としても将来的な医師不足や医師の働き方改革、医師の地域偏在解消に向けた施策なども具体的な施策が既に検討済みとなっています。

京都府は中丹医療圏(舞鶴・綾部・福知山)の医師確保の推進として

・京都式医師偏在指標は府内で中位であり、国の医師偏在指標でも医師少数でも多数でもない 区域であることや圏域内には医師少数スポットが複数あることを踏まえた、中核的医療機関 と連携した安定的な医師確保の推進

·中丹地域医療再生計画により舞鶴市民病院及び舞鶴赤十字病院については、効果的な機能分 化が図られている一方、他の病院では脳と心臓、産科と小児科など一定の役割はあるものの、 機能分化が図られていない領域があることから、今後の医療需要動向を踏まえた相互連携の 充実・強化

・今後の高齢人口の動向、医療需要の変化を勘案した地域包括ケア病棟などの回復期機能の充実と計画されています。

このように京都府でしっかりと舞鶴、綾部、福知山の2次医療圏としての計画が進んでいる中で、何故いまの段階で舞鶴市医療機能最適化検討業務 という会議を立ち上げて

1000万円かけてコンサルに丸投げされることを決めたんでしょうか?

舞鶴市は2次医療圏として京都府の管轄下にあり、主導権はありません。

お願いはできても計画を実行する立場にないのですが、鴨田市長は

自分のパフォーマンスのためだけに舞鶴の医療を合計2年も放置して

分かりきった決論をコンサルに1000万使って丸投げして検討したふりをする意味はあるのですか?

全く意味がわからないですよね。

鴨田~
コンサル代1000万、お前と廣瀬が自腹で払え!
舞鶴市の税金からは絶対に支払うな!

お前らのパフォーマンスに税金を使うな!

私は声を大にして言わせていただきます。

ちなみに京都府は医師不足対策として

京都府医師バンクを立ち上げています。
京都府が行っている京都府医師バンク(無料職業紹介所)は、京都府中北部および南部地域の公的医療機関に関する求人を対象としています。

また看護師不足解消のために
京都府北部地域看護職魅力発信動画事業などもすでに実施しています。

そういった施策を既に実施しているのです。

京都府の事業などで舞鶴市民には周知が難しいので、そういった事に舞鶴市が協力して京都府の事業を代わりに紹介すれば市民の不安も軽減されると思いますが、維新の廣瀬議員と一緒になって市民の不安を煽るばかり、挙句の果てにむだな事業でコンサル使って1000万無駄に使うって信じられないですよね・・・・

最期に

重度のやけどの治療や臓器移植など特殊な医療や先進医療を提供するのは3次医療圏で解決します。
京都で言えば京大病院や京都府立医科大学が担っています。

緊急性の低いガンは京大病院などが対応します。
舞鶴市からは遠いですが限りある医療資源の運用としては合理的ですよね。

高度救命救急センターは京都に2箇所で京都第二赤十字病院(京都市上京区)

宇治徳洲会病院(宇治市)

救命救急センターは京都府に6箇所で市立福知山市民病院が北部を担当しています。

これらは京都府全域で策定された医療計画です。

以上のように詳しく全体造も含めて説明をすると

市民の皆さまは安心すると思います。

人口減少が加速し、縮む日本の中で最良では無いですが可を目指す医療
ベストではなくベターな医療を目指しましょう! 

地方医療は妥協も必要だと私は思います。

私も舞鶴の医療を色んな人に聴いて調べてきましたがようやく、自分の腑に落ちる結果を報告できるようになりました。

今回の田畑議員の質問は非常に良かったです。

多々見市長も田畑議員も2年前にこういうふうに丁寧に舞鶴の医療について答えておれば良かったのにと思います。

当時は医療のことはプロに任せろと言われていましたがやっぱり説明不足だったと私は思います。

余談ですが2年前のやばいぜ舞鶴なんですが2022年2月5日に放送した

舞鶴医療崩壊物語 すべての舞鶴市民が知るべき衝撃の真実 舞鶴市民の命を守るためにあなたの大切な方に伝えてください

実はこれは当時、医療センターの看護師だった廣瀬 昇議員がネタ元です。

当時は医療従事者の告発ということで私も衝撃を持ってYouTubeにしましたが

当時の内部告発者であった廣瀬看護師は今は維新の市議会議員です。

それはそれで別に良いんです。
当時の看護師目線、市民目線で伝えたので内容的には良いのですが、立場はかわり
当時の告発者であった方は市議会議員になってしまった。

そうなるとアクセスできる情報って格段に増えるじゃないですか!
市議会議員になると普通の看護師、一般市民とは比べようのない情報にアクセスできるのにかかわらず2年半前と変わらずに未だに市民を煽って不安に陥れる廣瀬議員
あんたは何がしたいのだと私は思いますね・・・・

今回は議会で通ったのに仕方がないですが

鴨田市長が1000万かけてコンサルに丸投げする舞鶴市医療機能最適化検討業務 という会議

どのような結果になるのか見ものです。どんなすごい案を提案するのか楽しみです。

舞鶴市側で提案できることといえば、今回放送した京都府の丸パクリをするか?

前回の私の提案 

海上自衛隊支援を目的とした病院再編くらいしか方法は無いと思います。

報告が楽しみですが1年間、舞鶴の医療が止まるのも困りますよね・・・・

残りの田畑議員の質問です

2 舞鶴市予算について 

  . 専決処分について 

  . 公用車について 

田畑議員の質問により舞鶴市の公用車の事故は

令和元年16台

令和2年20台

令和3年7台

令和4年5台

令和5年11台

もあるそうです。

めちゃくちゃ事故率高いですね・・・・

視聴者投稿に舞鶴市職員のあおり運転やスピード違反

マナー違反が数多く投稿されていますが

やっぱりなという事故率です。

公用車も私達の税金です。

ちゃんとしていただきたいです。

田畑議員は市の職員は

職務中にあおり運転やスピード違反をして、市民から通報されるような運転はするなとも訴えていただきました。

最期の

 3 医療的ケア児について 

  . 医療的ケア児の現状について 

  . 「こども家庭センター」への移行業務について 

は割愛します

舞鶴市の医療問題

皆さんご理解いただけましたか?

簡単に言うと今の舞鶴の医療は

舞鶴の市民には不利な医療のルールと言うことです

3時医療圏として救急救命センターが福知山が選ばれた時点で舞鶴の医療の未来が定まったと言う事です

どんなに望んでも頑張っても不利なルールは簡単には変えることはできません。

さらに残念な事に

鴨田市政はそもそものルールも理解してないというのは市民としては情けないと思います

なんとかする為には京都府のルール外

例えば前回の私の提案 海上自衛隊の為の医療再生くらいしか方法は無いと思います。

ただし国を動かす熱意とコネクションが必要なので鴨田市長には無理です

残念!

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