京都新聞
児童ポルノで罰金刑の市議長、議員辞職へ「安易な思いから報告せず」
京都・舞鶴 京都府舞鶴市議会の鯛慶一議長(53)が児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の罪で罰金刑を受けていた問題で、鯛氏は6日、市役所で記者会見を開き、同日付で議員辞職する意向を示した。
起訴状によると、鯛氏は2019年8月、児童ポルノの動画が入ったDVD4枚を市内の自宅で所持したとされる。同年11月に舞鶴区検が略式起訴し、舞鶴簡裁が罰金30万円の略式命令を出した。
鯛氏によると、所持していたDVDは2009年ごろに一括購入した20枚の一部といい、「児童ポルノという認識はなかった。略式命令はプライベートなことなのでという安易な思いから市議会に報告していなかった」と説明。
「舞鶴市議会を汚した。本当に申し訳ない」と謝罪した。 鯛氏は2010年の市議選で初当選し、4期目。昨年12月に議長に就任した。