今日の商工会議所ニュース
舞鶴市の定住促進課が移住促進の名目で都会の派遣会社と手を組み、舞鶴の企業に若者を派遣するというメールが商工会議所から届きました。
いったい何のために舞鶴市と商工会議所が派遣会社のPRをするのか?全く意味がわかりません。
派遣なの?インターンなの?移住なの?
文章を読んでみると契約は派遣 形態はインターンシップ合宿の説明会 それで定住促進なの?
どう読み込んでもただの派遣 人材派遣契約を結ぶために移住促進を隠れ蓑にしているとしか思えないです。
頭を空っぽにして信じてみると・・・
猜疑心が強い私ですがこのスキームを理解するために信じ切ったシミュレーションを考えてみました・・・
受け入れ企業
①人手不足の企業が参加してみる→ ②都会の若者がインターンシップに参加すると勘違い→③応募→④都会の若者がインターンシップに来てくれた(実は派遣)→⑤我が社は都会からインターンに来るんやで凄いやろ~と社長が自慢→⑥他の企業も応募→⑦舞鶴は他府県の派遣で人手不足を補う
舞鶴市 定住促進課
①丸投げで苦労せずに移住促進→②舞鶴の取り組みは進んでいるとPR→③他市町村も追従→④他市町村も他府県からの派遣で人手不足を補う→⑤頭使わずに給料アップ、評価もアップ
なかなか良いスキームですね!
デメリットを考えよう
メリットがあればデメリットもあります。つぎはデメリットを考えてみましょう!
1.派遣社員の正社員化はコストが高すぎる
良い人材が派遣経由で雇用できたとします。
いずれは正社員にとも嘱望されますが実は派遣の正社員化は困難
派遣会社から引く抜くことになるので多額のトレード料的なものが必要です。
これが派遣社員の正社員化を阻む要因です。
2.予算かけて育てても他社の社員でしかない
良い人材がきたので業務をしっかりコストかけて教え込んだとします。
でも実質は他社の社員なんです。
派遣元との関係が悪化したらすぐに引き上げられる危険性もあります。
そんなスタッフに対して教育コストかけれますか?
3.人材を他社に任せるということは会社の根幹を握られると言うこと
本当に恐ろしいのは会社の人事を他社に任せると言うこと
簡単に人は来るかも知れませんが、延々と派遣会社にお金を払うことになります。
もちろん一時的な業務の拡充てきな事でしたら派遣会社もありかもしれませんが、今回のような移住とか地方創生で派遣を使うなどあり得ないとおもいます。
若い子達は大切に育てたい!舞鶴に定住して欲しいとの思いで派遣受けるとミスマッチングでお互い不幸な事になるのでは無いでしょうか?
4.舞鶴の若者が他府県へ派遣される可能性も増加します!
派遣会社が他府県から一方通行で舞鶴に人材を送り込む事などありえません。
他府県から人が来ると言うことは舞鶴から人が流出する可能性はあると言うこと!
しかも派遣会社を通じて営業活動がおこなわれれば全く意味が無い事にならないでしょうか?
舞鶴の若者を他府県へ、他府県の若者を舞鶴へ これがこのビジネスモデルなのでは?と危惧しています。
良い会社にすれば人材は勝手に集まる
大切な人事を派遣や行政に頼る前に自分の会社の状態を考えてみましょう!
会社に人が集まらないのは時代の流れからではありません。
社長の責任です。
舞鶴、都会、業種にかかわらず集まる企業には人は集まる。
小手先のテクニックや目先の利益に囚われずに会社の事を考えてみることでもう一度考えてみましょう!
そういったアドバイスや補佐をするのが本来の商工会議所の業務だと私は思います。
もっと骨太の本質的なサポートを望みたいです。
会社の発展には地味でコツコツした施策が必要なのです!
㈱ハッシャダイ × 舞鶴の企業
若者インターン合宿若者インターン合宿説明会の案内
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舞鶴に滞在し、働き、生活を送り、舞鶴生活を模擬体験し深く知ることで、就職
先としての選択肢の一つになるとともに、将来的な移住へとつながる第一歩の取
り組みとして実施されます。
説明会:2019年5月28日(火)17時~18時半(於 赤れんがパーク3号棟2階)
【事業の概要】
参加者: 既卒の若者
人 数: 5名程度~
期 間: 3ヶ月程度~長期
就労希望している若者(1000件問/月))
職 種: 未経験でもできる業務(人命に関わらないもの)
※労働基準法に基づく雇用形態(1日8時間程度)
生 活: ・期間中、フルで舞鶴に滞在(寮や社宅、住みこみ等を希望)
雇用契約:舞鶴の企業 ⇔ ㈱ハッシャダイ…人材派遣契約
(給料+社会保険料)
スケジュール:・6月頃 受入企業の決定
・7月上旬 希望者の募集
・7月中旬 企業とのビデオ面接
・7月中旬 最終決定
問い合わせ・申込先:舞鶴市政策推進部移住・定住促進課
TEL 0773-66-1085