パーム油とSDGs? ~生産の現場から発電まで~

今日は京都市内でおこなわれたイベント パーム油とSDGs? ~生産の現場から発電まで~に福知山の三谷さんとZOOMを使って参加しました。
国際NGO・GRAINのデブリンさんのお話が秀逸
アフリカで発生しているパーム油問題についてお聞きしました。
私も三谷さんも舞鶴と福知山の事例を紹介させていただきました。
結局の所、舞鶴も福知山も、マレーシアもアフリカも同じ仕組み
弱者が騙されて搾取され、搾取された資本は金持ちへ流れる・・・
この仕組みは材料の生産地だけではなく、エネルギーの供給元でも同じなのです。

日本でナタネ油の次に多く食されている「パーム油」 
「植物油脂」と表記され、加工食品などに多く使われています。
パーム油による発電も「再生可能エネルギー 」として奨励され、京都府内でも、舞鶴に国内最大規模のパーム油を燃料としたバイオマス発電所建設が計画され、福知山では既に稼働しています。
パーム油は100%輸入品。アジアやアフリカのパーム油の生産地では何が問題となっているのでしょうか。
私たちがいつも食べてる・使っているパーム油について、その生産から消費までを、国内外の専門家やNGOとともに考えてみましょう。

プログラム:
(1)パーム油の現状:なぜこれほど大量のパーム油が『必要』といわれるのか[平賀緑]
(2)グローバルなパーム油生産投資がもたらす土地収奪の実態と住民の抵抗〜西/中央アフリカ地域を中心に[デブリン・クエック]
(3)パーム油大生産地インドネシアの現状と舞鶴・福知山のパーム油発電[石崎雄一郎]
コメンテーター:[松平尚也・渡辺直子]

【日時】2020年2月28日(金)18:30〜21:00
【場所】キャンパスプラザ京都 第4講義室
【言語】日本語、一部英語(通訳あり)
【参加費】500 円 (学生は無料)
【主催】国際NGO・GRAIN**
【助成】地球環境基金( 2019年度 助成事業:油ヤシ・プランテーション産業拡大に対応するためのコミュニティ能力強化と地域プラットフォームの形成)
【協力】日本国際ボランティアセンター、モザンビーク開発を考える市民の会
【定員】90名

【お問い合わせ】モザンビーク開発を考える市民の会事務局 
office@mozambiquekaihatsu.net(メールでお問い合わせ下さい)もしくはこのイベントページで直接。

**国際NGO・GRAIN https://www.grain.org/
食の主権の実現を掲げ、危機に直面する生物多様性やコミュニティの保全のため、世界の小農や社会運動と共に活動するアクション&リサーチ型国際組織。遺伝子組み換えやランドグラブ(土地収奪)を含むフードシステムに関する専門家集団。団体としては小規模ながら、アフリカ・アジア・ラテンアメリカに拠点を持ち、現地のパートナーらと共に、草の根・地域・国家・超国家・国際レベルでの活動・政策提言に大きな成果をあげてきた。その確かなリサーチ能力によって、世界各国の政府、国際機関、研究者らに注目・引用されるレポートやペーパーを多数発表してきた。

講演者紹介:
*デブリン・クエック(Devlin Kuyek / GRAIN調査プログラムオフィサー)カナダ出身。マレーシアやフィリピンの小農組織・NGOで活動した後、2003年からGRAINに参加。2008年10月に、世界で最も早くランドグラブ(土地強奪/収奪)に警鐘を鳴らすレポートを発表。世界各地の大規模土地取引情報を「見える化」して注意喚起を行うなど、そのクリエイティブな手法は、後の土地取引をめぐる世界銀行、国連、学術界、NGOに大きな影響を及ぼし、グローバルなアジェンダ設定、政策転換、監視メカニズムの形成に貢献してきた。その後も、土地収奪に関する先駆的な調査・報告を出し続け、この分野で主導的役割を果たしている。 また、当事者主体のアクション・リサーチやキャパシティ・ビルディング、ネットワーキングの専門家でもある。油ヤシ・プランテーションに立ち向かう西アフリカ各国コミュニティの支援に取り組んでいる。

*平賀緑(研究者・大学非常勤講師)2011年にロンドン市立大学より修士(食料栄養政策)、2019年には京都大学博士(経済学)を取得。著書に『植物油の政治経済学—大豆と油から考える資本主義的食料システム』(昭和堂、2019年)。

*石崎雄一郎(ウータン・森と生活を考える会 事務局長) 2008年にボルネオに行き、森林再生に取り組むNGOや村人に出会う。熱帯林破壊を止め、森林を再生すると共に、熱帯林とつながる日本の私たちの消費生活を見直すためにできることを考え、実行してる。

*松平尚也(耕し歌ふぁーむ/小農学会)有機農家、AMネット代表理事

*渡辺直子(日本国際ボランティアセンター)南アフリカ事業担当/地域開発グループマネージャー。国際NGO・GRAIN事業の日本との橋渡し役として、西・中央アフリカでの土地収奪問題にもかかわる。