議会質問(質疑要約)西村正之議員 超党・市民ファースト議員団 2024年12月9日


1. アイリスオーヤマの舞鶴市進出

大和某マテリアルズ跡地の再活用

  • 2007年6月7日に発生した火災後、17年間手つかずとなっていた約1万6000坪の広大な敷地に、アイリスオーヤマが進出。
  • 2023年10月17日に舞鶴市と進出協定を締結。

進出の背景と意義

  • 飲料水事業の参入を機に、生産・物流拠点として舞鶴市が選ばれた。
  • 「学びの泉」として親しまれている豊富な地下水が国内外に提供されることは、地域の誇りであり郷土愛の醸成にもつながる。

2. 企業誘致の効果と期待

地域経済の活性化と雇用創出

  • アイリスオーヤマの工場稼働により、地域経済への波及効果が期待される。
  • 雇用創出:創業当初は約80名の新規雇用が見込まれ、人口増にも期待。

防災協定による支援体制の強化

  • 第8管区海上保安本部や海上自衛隊舞鶴地方隊と防災協定を締結。
  • 災害時に飲料水や生活物資を迅速に供給できる体制が構築される。

3. 舞鶴市の企業誘致における優位性

舞鶴市は、地理的・経済的に優れた立地条件を活かし、積極的に企業誘致を進めています。

舞鶴市の強み

  1. インフラ整備
    • 高速道路網が整備されており、京都舞鶴港の機能強化も進行中。
  2. 災害リスク分散(リダンダンシー)
    • 南海トラフ地震の影響を避ける日本海側の優位性。
  3. 国の補助制度
    • 電気代の約半額を最長8年間助成する補助制度。

4. 過去の企業誘致の実績

舞鶴市では、すでに複数の企業誘致が成功し、地域経済を支えています。

  • 大和紡績跡地
    • 複合商業施設が立地し、6店舗で200名の雇用創出。
  • 平工業団地
    • 株式会社伊藤商店:金属原料の加工処理工場を建設(2023年3月操業開始)。
  • 株式会社満工業
    • 精密加工技術を活用した新工場を開設(2022年3月)。
  • インフォシーク株式会社
    • 舞鶴機関を開設し、IT分野の発展に貢献。

5. 市長のトップセールスが成功のカギ

アイリスオーヤマの舞鶴市進出は、市長自らの積極的なトップセールスが大きな要因です。

  • 鴨田市長は宮城県角田市を訪問し、アイリスオーヤマの大山社長と直接面談。
  • 舞鶴市の魅力や豊富な地下水の価値を強力にアピール。

大山社長のコメント

「真名井水を国内外にお届けできることは非常に誇りに感じています。」


6. 今後の展望と市の取り組み

アイリスオーヤマの工場稼働は令和8年度を予定しています。舞鶴市は、工場建設や人材確保に向けて全面的に協力していく方針です。

期待される効果

  • 地域経済のさらなる活性化
  • 雇用創出と人口増加
  • 郷土愛の醸成
  • 防災力の強化

市民一体となって地域経済の発展を支える企業誘致は、今後も舞鶴市の重要施策として進められていくでしょう。


まとめ

アイリスオーヤマの進出は、舞鶴市の経済や防災体制に大きなプラス効果をもたらします。市長のトップセールスをはじめ、地域の強みを最大限に活かした企業誘致は、今後さらに舞鶴市の発展を加速させるでしょう。

舞鶴市の企業誘致の取り組みや、今後の展望に引き続き注目していきましょう。

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